卒業式の写真は、当日と前撮りのどちらがよいのでしょうか。
まず、それぞれの利点と難点について見ていきましょう。
当日写真の利点は、まず「時間が短縮できる」。
普段とは異なる装いの写真を撮っておきたいが、「卒論を書かなければならない」「友人と思い出作りの旅行に行きたい」などの理由で、時間的な余裕がない人も少なくありません。
そのような人は、当日写真のほうがよいでしょう。
当日に袴を着てそのまま撮影できるうえ、撮影日が式当日なので、後から見返した時でも思い出を鮮明に思い出すことができます。
また、別に撮影する日を決める必要がないので、交通費なども節約できます。
一方、当日写真の難点は、「予約がとりづらい」。
卒業式は何百人という人が出席するので、当日はどうしても予約がとりづらくなりがちです。
式の時間に合わせてスケジュールを立てなければならず、何かと時間に追われるので、余裕を持って撮影するのは意外と困難です。
また、希望の時間帯がとれないこともあります。
次に、前撮り写真の利点は「余裕を持って撮影できる」。
式当日は、友人と過ごす時間や、謝恩会に参加したりと、なかなか時間がとれません。
前撮り写真であれば、式当日と合わせて計2回も袴を着られますし、撮影後に袴に合ったヘアスタイルなどを調整して式に臨むこともできます。
一方、前撮り写真の難点は「時間と費用がかかる」。
当然ながら式以外の日で1日撮影日を決めなければならないので、時間に余裕がないと無理です。
また、スタジオに出向かなければならないので、交通費なども発生することになります。
このように見てくると、当日写真がおすすめなのは「何度も袴を着るのが面倒だという人」「手軽に記念写真を残しておきたい人」だといえ、前撮り写真がおすすめなのは「記念写真はじっくりかつたくさん撮りたいという人」「当日のリハーサルをしたいという人」「何度も袴を着たいという人」「余裕を持って卒業式に臨みたいという人」だといえます。